急な湿疹や蕁麻疹で皮膚科を受診される患者さまはとても多くみられます。どちらもかゆみを伴い辛いものです。こじらせて慢性化したり、とびひや痒疹にならないように、早めの受診をお勧めします。

湿疹

花粉や汗などの外的刺激が原因のものがありますが、原因がはっきりしないものもあります。治療は、かゆみや炎症を抑える外用薬や内服薬を使用します。手湿疹は生活習慣や職業上の理由から治りにくい場合が多く、そのあたりもお話を伺いつつ解決していきたいと思います。

蕁麻疹

蕁麻疹は全身もしくは皮膚の一部に、かゆみを伴う膨疹と紅斑が出現します。発疹は24時間以内で消えてなくなることが殆どです。誘引がある蕁麻疹と、誘引のはっきりしない蕁麻疹があり、お話を伺って診断していきます。どの様な状況で蕁麻疹が出たのかお教えいただければ幸いです。基本的には抗ヒスタミン薬で治療しますが、症状が強い場合は点滴や、ステロイドの内服薬を短期的にお出しすることがあります。